夜勤中の仮眠でしっかり休むためのポイント

夜勤中に仮眠を取る場合、短時間で質の良い睡眠を確保するためには、休憩時間になったらできるだけ早く寝つくことが大事です。寝つきを良くするためのポイントは、静かで暗い場所で仮眠することです。職場に仮眠を取れる部屋やスペースがある場合は、なるべくその場所を利用しましょう。ほかの看護師の声やナースコールの音などが耳に入らなくなり、明るさも遮られるので、集中して眠れるようになります。

ほかの看護師と交代で休憩を取る場合は、その人に仕事を任せて、仮眠室には院内PHSなどを携帯しないようにしましょう。また、音や明るさが気にきになるようなら、耳栓やアイマスクなどの安眠グッズを用意することをおすすめします。時間通りに起きられず寝すぎてしまわないか心配な人は、アラームのスヌーズ機能を利用したり、振動式の目覚まし時計を身につけたりすれば安心です。

人間は、体温が下がると睡眠の質を上がるという話はご存知でしょうか。それを踏まえ、体温が下がる時間帯は午後10時~午前6時だと言われています。特に午前3時~午前6時の時間帯は1日のうちで最も体温が下がるため、夜勤中の仮眠はできればこの時間帯に取ることをおすすめします。

仮眠で質の良い睡眠を取ることができれば、体内リズムも崩れにくくなり、仕事も集中して行えるようになるでしょう。また、夜勤中に仮眠の時間を確保することができれば、疲労を抑制することも可能です。夜勤前にしっかり寝ておくことも大切ですが、夜勤中にできるだけ仮眠に集中できる環境を整えることも重要だといえます。